南相馬市を中心に活動しております、
studio firmus主宰、スポーツトレーナーの山本です。
◎はじめましての方はよろしければこちらもご覧ください◎→始まりは一枚のパンフレット~トレーナー山本ができたわけ
☆転倒予防のために鍛えるべき4つの能力!
さて、健康寿命を延ばすために運動がとても重要なことは、すでに言わずもがな、ですが、
実際にあるデータによると要介護状態になる原因の約20%は運動で防げるようですよ!!
(個人的にはそれ以上な気もするな~笑)
その中でも特に、『転倒予防』には運動は大きな効果を発揮するといわれています。
そんな『転倒予防』の運動で、鍛えたい能力について個人的な考えを整理してみました。
転倒を防ぐために重要なことは脚で身体をしっかりと支えられることだと思います。
よくバランス感覚や太ももの筋力にフォーカスされることが多いと思いますが、それ以外のこともたくさんあると思いますよ!
①足の指や足裏が適切に働いているのか
地面と唯一接するの部分が足です!
この部分が機能的に働くことが転倒予防だけでなく、ヒザ痛や股関節痛を防ぐためにも必須。
足部というと、甲高や偏平足、外反母趾など、足の骨格のトラブルを意外に多くの方が抱えてらっしゃると思いますが、
その状態にある時点で、すでに足部は機能的に働いていません。
まずは足の骨格が適切なポジションにあるのか、そして足の指や足首はしっかり動いているのか、ということが実はかな~り重要なことです。
②姿勢や重心の位置は適切か
①とも関わりますが、重心の位置がどこにあるのか、ということはその方の姿勢によって大きく変わります。
重心の位置を適切に保つことで、立っているときや歩く時にバランスを保つことができるのです。
姿勢が崩れがちな方は、そうでない方と比べて、重心のコントロールをより求められてしまうので、それだけバランスを崩し、転びやすい状態であると言えると思います。
③身体を支える&動かすのに十分な抗重力筋の筋力と柔軟性
そして、脚や背中、腹筋など、抗重力筋と呼ばれる、身体を支えるために働く筋肉の筋力と柔軟性も、もちろん重要です。
どちらか一方がかけてしまうだけで、身体を自在にコントロールすることができなくなるので、
転倒のリスクはやはり上がってしまいます。
また、下半身や体幹部に目が行きがちですが、上半身の筋力や柔軟性も同じくらい重要だと僕は思いますよ!
物を取ろうとして手を伸ばしたときに、上半身の柔軟性が低いと、無理な体勢にしてしまって、バランスを崩し転倒することは十分考えられます。
やっぱり上半身の柔軟性や、上半身を動かすための筋力も必要です。
④いろいろな状況下でバランスを保つ能力
バランスを崩すときは、自分が予期せぬ出来事が起こった時に、起こることが多いと思います。
急に虫やボールが飛んできた!とか、思っていたところに足場がなかった!足が滑った!、など、
とっさの出来事に素早く反応できるか、そして反応するだけでなく、身体の動きも対応できているのか。
少なくともこれら①~④の能力を高める必要があると思います!
もっと細かい要素を洗い出せばたくさん出てきますが・・汗
決して、片足立ちの練習だけすればいい、スクワットだけすればいい、ということではないのですね。
それを理解し、取り組んでいかないと、『運動してるはずなのに、あんまり変わらない・・』なんてことが起こるかもしれません。
一辺倒な運動を行い続けるのでなく、(それはそれで必要な部分もありますが・・)
様々な能力を高める運動を適切に取り入れていきましょう( `ー´)ノ
~~~~~~~~~~
《グループトレーニングがよりパワーアップしました!様々な体力要素を鍛えながら”一生涯を自分の脚で歩く”をテーマに実施しています。詳しくはこちらへ》
《お問い合わせやご体験のご連絡はこちら》